生誕100年 木下忠司の映画音楽
Chûji Kinoshita Retrospective at His Centenary: A Film Score Composer

開催概要
- 会期
- 2016年4月5日(火)-6月12日(日)
- 会場
- 大ホール
★各回の開映後の入場はできません。
- 定員
- 310名(各回入替制)
- 料金
- 一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
- 発券
- 2階受付
- 観覧券は当日・当該回のみ有効です。
- 発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
- 学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
- 発券は各回1名につき1枚のみです。
- ★4-6月の休館日
- 月曜日、3月28日(月)-4月4日(月)、6月13日(月)-6月17日(金)
概要
戦後日本映画の黄金期を質量の両面において支えた映画音楽家、木下忠司(1916-)。兄・木下惠介や妹の脚本家・楠田芳子の作品はもちろん、松竹時代の川島雄三や小林正樹らの作品をはじめ、日本初の長篇カラー・アニメーションの『白蛇伝』や、マキノ雅弘や山下耕作らの任俠映画、鈴木則文監督の「トラック野郎」シリーズなど、時代を代表する作品群が、彼の音楽を得て世に出ました。抒情的なワルツからシャンソン、マーチ、ジャズ、フラメンコ、流行歌や唱歌のアレンジまで幅広く、個々の作品の主題に寄り添うその音楽は、野村芳太郎や堀内真直、伊賀山正光や小林恒夫、瀬川昌治といったプログラム・ピクチャーの名手たちと、喜劇映画からスリラー、アクション映画、歌謡映画からラブ・ロマンスまで、膨大かつ多岐にわたるジャンルの娯楽作品を生み出しました。
「僕は作曲家ではなく、映画音楽家です」という映画人・木下忠司。4月9日に満100歳を迎える本年、フィルムセンターでは彼が手がけた480本を超える映画作品から60プログラムを厳選し、第1回作品の『わが恋せし乙女』から劇映画、文化映画、アニメーションなどにわたって、木下忠司の映画音楽の軌跡を紹介します。
プログラム
■(監)=監督 (製)=製作・制作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション (声)=声の出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
わが恋せし乙75分・1946・木下惠介 わが生涯のかゞやける日101分・1948・吉村公三郎 シミキンのオオ!市民諸君69分・1948・川島雄三 お嬢さん乾杯89分・1949・木下惠介 破れ太鼓108分・1949・木下惠介 とんかつ大将94分・1952・川島雄三 東京マダムと大阪夫人97分・1953・川島雄三 女の園141分・1954・木下惠介 伊豆の踊子[野村芳太郎監督版]98分・1954・野村芳太郎 二十四の瞳155分・1954・木下惠介 亡命記135分・1955・野村芳太郎 伊豆の艶歌師/素晴らしき招待 野菊の如き君なりき92分・1955・木下惠介 忘れえぬ慕情118分・1956・イヴ・シャンピ 鶴八鶴次郎125分・1956・大曽根辰保 淚94分・1956・川頭義郎 海人舟より 禁男の砂→禁男の砂103分・1957・堀内真直 喜びも悲しみも幾歳月160分・1957・木下惠介 デン助の陽気な靴みがき/おけさ姉妹 白蛇伝79分・1958・薮下泰司 海流93分・1959・堀内真直 高度7000米 恐怖の四時間76分・1959・小林恒夫 拳銃を磨く男61分・1959・伊賀山正光 天下の快男児 万年太郎86分・1960・小林恒夫 流転の王妃102分・1960・田中絹代 伊豆の踊子[川頭義郎監督版]88分・1960・吉田喜重 白い肌と黄色い隊長91分・1960・堀内真直 ガラスの中の少女64分・1960・若杉光夫 かあちゃん88分・1961・中川信夫 安寿と厨子王丸83・1961・薮下泰司、芹川有吾 故郷は緑なりき91分・1961・村山新治 永遠の人107分・1961・木下惠介 恋や恋なすな恋109分・1962・内田吐夢 きんいろのしか/しろいぞう/ちびっ子レミと名犬カピ 結婚式 結婚式94分・1963・中村登 死闘の伝説83分・1963・木下恵介 香華203分・1964・木下恵介 この空のある限り88分・1964・桜井秀雄 牝89分・1964・渡辺祐介 木下恵介劇場/木下恵介アワー計76分 大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン100分・1966年・田中重雄 大陸流れ者92分・1966・山下耕作 なつかしい風来坊90分・1966・山田洋次 喜劇 団体列車91分・1967・瀬川昌治 喜劇 大安旅行94分・1968・瀬川昌治 日本俠客伝 花と龍112分・1969・マキノ雅弘 日本女俠伝 俠客芸者99分・1969・山下耕作 春だ ドリフだ 全員集合!!89分・1971・渡邊祐介 藤純子 引退記念映画 関東緋桜一家101分・1972・マキノ雅弘 土くれ/木内克とその作品/眼が欲しい ゴルゴ13104分・1973・佐藤純弥 トラック野郎 御意見無用98分・1975・鈴木則文 沖縄海洋博150分・1976・松山善三 ふたりのイーダ110分・1976・松山善三 水戸黄門/高瀬舟 赤い鳥のこころ 日本名作童話シリーズ計96分 泰造94分・1985・渡辺範雄 トーク・イベント(山田太一さん×松本隆司さん)※木下忠司さんご来場予定
上映日時(チケット購入)
■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
■各回の開映後の入場はできません。
11/17(火) | 上映無し |
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11/18(水) | 上映無し |
11/19(木) | 上映無し |
11/20(金) | 上映無し |
11/21(土) | 上映無し |
11/22(日) | 上映無し |
11/23(月) | 休館日 |
11/24(火) | 上映無し |
11/25(水) | 上映無し |
11/26(木) | 上映無し |
11/27(金) | 上映無し |
11/28(土) | 上映無し |
11/29(日) | 上映無し |
11/30(月) | 休館日 |
12/1(火) | 上映無し |
12/2(水) | 上映無し |
12/3(木) | 上映無し |
12/4(金) | 上映無し |
12/5(土) | 上映無し |
12/6(日) | 上映無し |
12/7(月) | 休館日 |
12/8(火) | 上映無し |
12/9(水) | 上映無し |
12/10(木) | 上映無し |
12/11(金) | 上映無し |
トーク・イベント
4月9日(土) 0:30pmの回上映終了後
山田太一(作家・脚本家)×松本隆司(元松竹映画録音技師)
- *入場無料(当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトーク・イベントに参加することができます。トーク・イベントのみの参加もできます。)
- *木下忠司さんご来場予定!